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特集 胆道癌治療の最前線
コラム
胆道癌に対するゲノム医療
Genome medicine for biliary tract cancer
柴田 龍弘
1
1東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターゲノム医科学分野/国立がん研究センター研究所がんゲノミクス研究分野
キーワード:
ドライバー遺伝子
,
FGFR2融合遺伝子
,
治療抵抗性
,
ゲノム医療
Keyword:
ドライバー遺伝子
,
FGFR2融合遺伝子
,
治療抵抗性
,
ゲノム医療
pp.111-113
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_111
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大規模なゲノム解析により,胆道癌におけるドライバー遺伝子が明らかとなり,FGFR2融合遺伝子などの複数の有望な治療標的や免疫チェックポイント阻害薬について臨床開発がすすむことが期待される.その一方で,治療抵抗性変異の腫瘍内多様性も明らかとなり,ゲノム異常を検索して治療法を選択し,また経過中の経時的なモニタリングによって治療計画を最適化していく「ゲノム医療」が重要な鍵となるであろう.
© Nankodo Co., Ltd., 2022