特集 はじめよう,検査説明
免疫
7 リウマトイド因子の定量値の考え方を教えてください
林 伸英
1
,
熊谷 俊一
2
1神戸大学医学部附属病院検査部
2神鋼病院膠原病リウマチセンター
pp.1304-1305
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103636
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1.リウマトイド因子(RF)
リウマトイド因子(RF)は関節リウマチ(RA)の診断に欠かせないもので,感度は70~80%であるが,発症初期では50%程度しかない.RA以外の膠原病,慢性炎症性疾患,高齢者においても陽性となり,これらを対照とした特異度は低い(図1).IgGクラスRF(IgG-RF)は感度は高くないが,治療効果の判定にも用いられる.抗ガラクトース欠損IgG抗体(CARF)は感度は高く,早期RAの診断に有用である1).
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