Japanese
English
今月の主題 未病を考える
話題
ミネラル元素(35種)の評価法と臨床的意義について
Evaluation method and clinical significance on thirty five kinds of mineral elements
金澤 武道
1,2
,
金澤 聡
1
Takemichi KANAZAWA
1,2
,
Satoshi KANAZAWA
1
1国際未病科学センター
2医療法人芙蓉会村上病院
キーワード:
35種ミネラル元素
,
血清ミネラル濃
,
尿ミネラル濃(クレアチニン比)
Keyword:
35種ミネラル元素
,
血清ミネラル濃
,
尿ミネラル濃(クレアチニン比)
pp.923-926
発行日 2010年8月15日
Published Date 2010/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102365
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1 . ミネラル元素の背景
地球誕生の頃はアインシュタインのE(エネルギー)=M(質量)×C2(光速)から説明されているように光速とエネルギーの集団から電子が生まれ,クオークが発生し,莫大な高エネルギーのもと水素,ヘリウム元素が生まれ,いまや118種類に及ぶ多くの元素の発生に至っているという.
生物の構成分はもとは元素の集団からなっており,これらが調和のとれた物体となり,健常な生体ができたであろうことが推測される.したがって,これら元素の不調和は健康を損なうことになり,病態へと進展するであろうと考えられ,その不調和を知るために血清ならびに尿中のミネラル元素を測定することは意義あることと考えられる.
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