増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第2章 生殖補助医療とその手技
胚培養―着床率の高い受精卵を選別して妊娠率を向上させる
タイムラプスによる胚評価法―その臨床的意義
湯本 啓太郎
1
,
見尾 保幸
1
1ミオ・ファティリティ・クリニック
pp.63-70
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210641
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▶タイムラプス培養器は通常培養器に比して,扉の開閉回数が減少し,安定した培養環境の維持が容易であるが,無加湿環境では培養液中浸透圧上昇などに注意が必要である.
▶タイムラプスにより,形態評価に動態評価を加味することで,より質の高い胚評価につながる.
▶初期分割不良を呈する難治症例において,前核期人為的透明帯除去法は有益な手技である.
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