シリーズ最新医学講座 臓器移植・8
肝臓移植
鈴木 友己
1
,
嶋村 剛
1
,
谷口 雅彦
1
,
山下 健一郎
1
,
古川 博之
1
,
藤堂 省
1
Tomomi SUZUKI
1
,
Tsuyoshi SHIMAMURA
1
,
Masahiko TANIGUCHI
1
,
Kenichiro YAMASHITA
1
,
Hiroyuki FURUKAWA
1
,
Satoru TODO
1
1北海道大学大学院医学研究科外科系外科学講座 消化器外科・一般外科学分野
キーワード:
肝移植適応
,
レシピエント術前評価
,
ドナー術前評価
,
周術期管理
Keyword:
肝移植適応
,
レシピエント術前評価
,
ドナー術前評価
,
周術期管理
pp.879-885
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101276
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はじめに
欧米では,肝移植は脳死ドナーを中心として,多くの肝疾患に対する根治的な治療法として認知されている.一方,本邦では,独特の社会または文化的背景から脳死ドナーの普及が一向に進まず,生体肝移植が中心となっているのが現状である.本稿では,肝移植についてレシピエントの移植適応と周術期管理に脳死および生体ドナーの適応基準を加え,血液一般検査をはじめとした細菌・ウイルス学的検査や薬物濃度測定などの臨床検査のかかわりを中心に述べたい.
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