発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133251
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右葉グラフトの最大の問題ほ肝静脈再建,とくに中肝静脈の分枝再建である.われわれは3次元(3D)画像構成ソフトにて3D-CT画像の再構築を行い,術前にドナー肝の脈管構造,グラフト容積,各肝静脈分枝の灌流領域を評価し,ドナー,レシピエント双方にリスクのないグラフト選択を行っている.この3D-CTを用いた検討では右下肝静脈,V5,V8の各肝静脈の血管径と灌流領域に相関関係はまったく認められなかった.このことからわれわれは血管径にとらわれず,灌流領域の大きさに基づき,肝静脈再建を行っている
©Nankodo Co., Ltd., 2006