発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005062891
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肝移植後の対策として,肝癌再発の観点から免疫抑制療法,化学療法,画像追跡,腫瘍分子マーカーの観察などが重要であるが,併存するB型,C型肝炎に対する再発予防策も必須である.我が国の肝癌に対する生体肝移植316例の検討では,生存率は74.7%,再発率は12.7%であり,移植後3年以降の再発は認めなかった.また171例(54.1%)はいわゆるミラノ基準逸脱例であり,うち133例(77.8%)は現時点で無再発であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004