今月の主題 肝臓癌の臨床検査
話題
Realtime Virtual Sonography(RVS)―RVSとは? 何の役に立つのか? その本質とは?
岩崎 隆雄
1
,
下瀬川 徹
1
Takao IWASAKI
1
,
Tore SHIMOSEGAWA
1
1東北大学病院消化器内科
キーワード:
Realtime Virtual Sonography
,
Hepatocellular carcinoma
,
Radiofrequency Ablation
,
Evidence-Based Imaging
,
Evidence-Based Medicine
Keyword:
Realtime Virtual Sonography
,
Hepatocellular carcinoma
,
Radiofrequency Ablation
,
Evidence-Based Imaging
,
Evidence-Based Medicine
pp.1241-1245
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100291
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1.はじめに
超音波検査の長所は,①プローブを当てさえすれば画像が出てくるリアルタイム性と簡便性,②無被曝,③装置がコンパクトで移動可能,経済的,などである.このような特性を生かして,肝癌に対するラジオ波焼灼療法(Radiofrequency ablation;RFA)1)のような経皮的低侵襲治療の多くは超音波ガイド下に施行されている.しかし,超音波検査はCTやMRIに較べて客観性において劣っているというという批判も常に存在する.われわれは,超音波のリアルタイム性を損なうことなく超音波検査の客観性を確保しうる,理想的な画像診断装置Realtime Virtual Sonography(RVS)システムを世界で初めて開発した.
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