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臨床報告
Real-time Virtual Sonographyが切除範囲決定に有用であった腫瘤像非形成性乳癌の1例
A case of non-mass image-forming breast cancer resected with marking using Real-time Virtual Sonography
不破 嘉崇
1
,
角田 伸行
2
,
赤羽 和久
1
,
石垣 聡子
3
,
佐竹 弘子
3
,
梛野 正人
2
Yoshitaka FUWA
1
1愛知県がんセンター愛知病院乳腺科
2名古屋大学大学院腫瘍外科
3名古屋大学附属病院放射線科
キーワード:
Real-time Virtual Sonography(RVS)
,
腫瘤像非形成性乳癌
Keyword:
Real-time Virtual Sonography(RVS)
,
腫瘤像非形成性乳癌
pp.241-245
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210655
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要旨
症例は59歳,女性.主訴は左血性乳頭分泌.超音波検査(US)で左DCE領域に乳管拡張と管内充実性エコーを認め,同部からの穿刺吸引細胞診で乳管癌と診断した.造影MRIでは左乳頭下からD領域にかけて区域性濃染域を認め,USの評価より広範囲であった.この病変の広がりを,腹臥位撮影のMRIの位置情報を基に手術体位に反映させることは困難と判断し,仰臥位撮影の造影CTを追加した.このCTをボリュームデータとしてReal-time Virtual Sonography(RVS)で切除範囲を設定し,乳房部分切除を行った.病変は標本のほぼ中央で切除されており,RVSによる術前マーキングが有用であった.
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