肝癌に対するMulti-window Real-time Virtual Sonography

Multi-window Real-time Virtual Sonography for Hepatocellular Carcinoma

要旨

　肝癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(　percutaneous　radiofrequency ablation：RFA)はパワフルであるから，精密かつ正確なナビゲーションと治療効果判定がその生命線となる．RFAのナビゲーターとして広く活用されているReal-time 　Virtual Sonography(RVS)の本質は，質の高いレファランス画像という誰にでもわかりやすいエビデンスに基づいた画像診断である．Multi-window Real-time Virtual Sonographyへの進化と，造影効果の持続する　Sonazoidの登場により，真の造影RVSが可能となり，より精確な治療効果判定とナビゲーションが可能となった．つまり，『誰にでもわかりやすいエビデンスに基づいた客観的画像診断(For-Everyone Easy-to-Understand Evidence-Based Imaging)』が現実化した．