今月の主題 院内感染制御
技術解説
病院給食による食中毒と検査
小澤 一弘
1
Kazuhiro OZAWA
1
1(株)中部衛生検査センター
キーワード:
ノロウイルス
,
ヒト-ヒト感染
,
腸管出血性大腸菌
Keyword:
ノロウイルス
,
ヒト-ヒト感染
,
腸管出血性大腸菌
pp.623-629
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100227
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〔SUMMARY〕 食中毒とは食べた食品中に有害な成分が混入あるいは付着し,それが体に悪い影響を与えることであり,広い意味から考えれば食を介しての感染症とも考えられている.原因としては細菌,ウイルス,化学物質,自然毒などによるものであるが,その大部分は細菌によるものであった.しかし,近年ノロウイルスによる食中毒が大きな問題となっており,その予防および対策が,集団給食,病院給食にとって急務となっている.〔臨床検査 49:623-629,2005〕
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