今月の主題 院内感染制御
院内感染制御と病院環境
感染対策を考慮した病院設計
小林 信一
1
Shinichi KOBAYASHI
1
1国立成育医療センター膠原病感染症科
キーワード:
Evidence-based Medicine(EBM)
,
スタンダードプレコーション(標準予防策)
Keyword:
Evidence-based Medicine(EBM)
,
スタンダードプレコーション(標準予防策)
pp.631-635
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100228
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
〔SUMMARY〕 病院設計の段階で,院内感染対策を考慮することは,Evidence-based Medicine(EBM)に基づいた院内感染対策を行ううえで大変重要なことである.しかしながら,これまで実践できた施設はかなり限られるのが現状である.国立成育医療センターでは,当初から感染管理委員会が病院設計や設備・備品に対して種々の提案を行い,多くのことが実現した.このことにより,今後の病院設計は院内感染対策を考慮して行うべきであるという見解が広まるきっかけとなることが期待される.〔臨床検査 49:631-635,2005〕
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.