今月の主題 院内感染制御
技術解説
院内感染多発事例の分子疫学解析
関口 純一朗
1
,
藤野 智子
1
,
切替 照雄
1
Junichiro SEKIGUCHI
1
,
Tomoko FUJINO
1
,
Teruo KIRIKAE
1
1国立国際医療センター研究所感染症制御研究部
キーワード:
院内感染多発事例解析
,
分子疫学
,
パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)
Keyword:
院内感染多発事例解析
,
分子疫学
,
パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)
pp.615-621
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100226
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〔SUMMARY〕 分子疫学解析は,EBMに基づいた院内感染対策の基礎となる手法である.その解析手段として,最も有効な手法の一つがパルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)である.PFGEは,制限酵素によって切断した染色体DNAを,交互に電場をかけながら電気泳動させることで効率良く分離する方法で,複数の菌株同士が同一かどうかを判定することができる.ここでは,PFGEの技術と実際の院内感染事例の解析を述べる.〔臨床検査 49:615-621,2005〕
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