主張
新たな看護体系の意味するもの
O
pp.17
発行日 1995年1月1日
Published Date 1995/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901412
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今後の医療保険のあり方が見直され,入院時の食事の一部患者負担の実施とともに,付き添い看護・介護の解消が計られることとなった.それに伴って,看護婦・准看護婦の評価と看護補助者の評価を分離した新たな看護体系が導入され,従来の基準看護体制は当面は継続するものの,将来的には廃止の方向が打ち出されている.
新看護・看護補助体系は,入院患者に対する看護職員数,看護職員全体に占める看護婦の割合,および入院患者に対する看護補助者数により設定されており,看護補助者の厚い看護体制を認めて評価しているところに大きな特徴がある.そして,いわゆる正准比率の区分点を70%,40%としてそれぞれ加算をしているが,その下限を20%として従来よりは准看護婦の多い体制も算定の対象としている.
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