グラフ
離島"対馬"の保健医療に賭ける—長崎県離島医療圏組合厳原病院・上対馬病院
pp.805-810
発行日 1986年10月1日
Published Date 1986/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208916
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海の幸の宝庫,名花「ひとつばたご」をはじめ,四季折々の花が咲き乱れる島"対馬"は,九州・博多から132km,隣国韓国からは53kmの距離にあり,総面積709km2,南北82km,東西18kmの縦長の島である.
対馬までの便は意外に多い.航空便は福岡から6,長崎から2の計8便,フエリーも博多,小倉から計3便出ている.それに比し,島内の交通は不便である.道程約100kmを縱走するのに,バスで3時間半,車でも2時間を要する.リアス式の周囲の915kmにも及ぶ入り組んだ海岸線と,そこから屹立する島の90%を占める山岳地帯が,島内の往来を妨げているからである.
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