資料
長崎県対馬における救急車利用の実態
永田 寿礼
1
,
石橋 俊秀
1
,
坂田 秀雄
1
,
加藤 智一
1
,
柳川 洋
2
Toshinori NAGATA
1
,
Toshihide ISHIBASHI
1
,
Hideo SAKATA
1
,
KATŌ, Tomokazu
1
,
Hiroshi YANAGAWA
2
1長崎県保健部
2自治医科大学公衆衛生学教室
pp.732-738
発行日 1981年9月15日
Published Date 1981/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206389
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Ⅰ.研究の目的
道路の未整備,医療機関および医療従事者の不足,集落の分散などの諸条件により,離島の医療の確保には多く問題点がある.本研究は対馬における救急医療を例にとり,①救急車利用の実態を明らかにすること,②離島における救急活動の特殊性(所要時間,救急車利用の難易,予後など特に不利な点)を理解することを目的として実施された.調査の対象は後述するように救急車による患者に限られているので,救急医療の全貌を知ることはできないが,離島における救急医療活動の問題点を考えていく上での重要な基礎資料になり得ると考える.
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