座談会
離島・へき地の医療—対馬からの発言
嘉村 末男
1
,
大和田野 勝徳
2
,
伊藤 新一郎
3
,
青木 道郎
4
,
編集室
Sueo KAMURA
1
,
Katsunori OHWADANO
2
,
Shin'ichiro ITO
3
,
Michiro AOKI
4
1長崎県離島医療圏組合厳原病院
2長崎県離島医療圏組合上対馬病院
3厳原病院
4上対馬病院地域保健部
pp.1043-1050
発行日 1986年12月1日
Published Date 1986/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208967
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「医師過剰時代」が語られ医科大学の定員削減もはじめられようとしている.しかし,離島やへき地をはじめ各地域での医師不足は一朝一夕で解決されそうにない.この医師不足はへき地・離島の医療が抱える大きな問題点の一つである.現実には人・物・金の不足と苦闘しつつへき地・離島医療が展開されている.地域特性を踏まえた医療を展開するために,どのような視点でどういう活動が期待されているか.また,へき地・離島の医療を考えることは医療資源が潤沢といわれる都市の医療のあり方を問うことにもなるのではないか.明日の医療を対馬から探る.
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