小特集 病院臨床実習の実情と問題点
臨床実習受入れの実情と問題点
リハビリテーション部門
受持ち患者が多く,実習指導は片手間に,が実情
福島 芳孝
1
1国立療養所村山病院理学診療科
pp.662-663
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207530
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我が国における理学療法士の養成が始まったのは,1963年からであり,既に18年の歳月が流れている.この期間に養成校は30校近く,理学療法士の数も3,000名近くになり,5年後のその数は6,000名を超すと言われている.それ以降は職域の拡大や定員増の要求を考えない限り,いずれ失業問題が起こると予想され,前途多難である.このような時期に,我々ひとりひとり専門職としての資質を問い正していくことは大切である.その中で,学生を指導していく臨床指導者としての責務は,誠に重大であると感じている.
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