特集 発展する固定チームナーシング(継続受持ち方式)
患者のグループ分けと継続受持ちの実際
大井 潤子
1
1公立宍粟郡民病院看護部
pp.92-97
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900611
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患者グループ分けに関する悩み
当院の概要は,表のとおりである.固定チームナーシングの導入は,1991(平成3)年であった.導入時の取り組みは,固定チームナーシングの理念を忠実に実行し,その後も毎年度10月と2月に,看護活動の評価を行なっている.
その過程で私たちが最も悩んだのは,患者グループの分け方であった.固定チームナーシングでは,病棟内PPC方式(看護度別ケア提供方式)の採用が提唱されている.当院の患者グループ分けは,1991-95(平成3-7)年では,ナースステーションを中心に,西,東をそれぞれA,Bに分けていた(図1中の点線で示した分け方).個室と2人部屋は南向き,大部屋(6人)は北向きの配置となっている.個室は主に重症患者,看護度の高い患者が利用している.
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