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—N.Hutchins, N.A.Lightbourne著・上田敏ほか訳—「リハビリテーション看護必携」
矢谷 怜子
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.23
発行日 1967年7月1日
Published Date 1967/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203123
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具体的に「手順」を紹介
本書の原題は「ベーシック・ナーシング・ワード・プロセジュア・マニュアル」といい本名を聞いただけで,看護婦はもちろんのこと,医療に携わる者が一度は目を通さねばいられない意欲にかきたてられます。訳本名もまた「看護必携」となってなにか親しみと非常なたよりがいを感じさせてくれます。180頁からなる原著はニューヨーク大学付属リハビリテーションセンター看護教育部長,およびすぐれた臨床指導者によって,長年の経験を生かして書かれたもので,リハビリテーション基礎看護手順の枠を記載してあますところがありません。
翻訳の労をとられましたのは,現在東京大学中央診療部リハビリテーションセンターで活躍されておられ,リハビリテーション医学界の権威の一人でいらっしゃる上田敏医博および神奈川県立衛生短期大学教員をしておられる遠藤千恵子看護婦であって,両氏ともに当ニューヨーク大学において研修をつまれ,この分野におけるご熱心さは広く認められているところで,訳者としてまことに当を得た方々であると思います。
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