特集 保健所保健婦
職場づくり—4つの課題
その1
婦長業務を解剖すれば
橋本 秀子
1
1東京大学医学部衛生看護学科公衆衛生教室
pp.89-97
発行日 1963年3月10日
Published Date 1963/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202789
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人づくり,国づくりとづくり論議が盛んな昨今です.
保健所保健婦の活動の起点となる職場づくりの課題は何か一いろいろと出てきた問題をしぼってみました.チームの長としての婦長の役割,現任再教育による業務のより充実化の構想,バトンタッチして行くべき後輩学生の指導,そして横の協働をいっそう求めあわなければならない国保保健婦との関連,この4つの側面は,職場づくりのタテ・ヨコを織りなして行くものではないか.課題をここに提起しました.
保健婦の業務内容がいちだんと複雑になってきた今日,婦長の業務について,また管理をする者としてリーダーシップや部下との人間関係について,求められるところは大きいものがあります.この3点から現在の婦長像を解明していただきました.
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