連載 リレーエッセイ 医療の現場から
在日ラテンアメリカ系住民のHIV陽性者支援・エイズ医療通訳―10年を経て
岩木 エリーザ
1
1NPO法人CRIATIVOS―HIV・STD関連支援センター
pp.191
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101131
- 有料閲覧
- 文献概要
1995年,来日して間もない頃,初めてブラジル国籍のエイズ患者に対する医療通訳のため,病院を訪れた.当時はエイズに関する医療はまだ未知なる部分が山のようにあり,エイズ患者の死に直面することもしばしばだった.立て続けに数人のターミナルケアからお葬式までをフォローした経験がある.
その後,医療の進歩によって,上記のようなことはなくなった.日本国内のエイズ医療も世界に負けない基準に達し,今では世界をリードする医療技術の開発を促進すると,期待が寄せられている.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.