連載 職場のメンタルヘルス・3
研修医や指導医のストレス
武藤 清栄
1
,
村上 章子
1
1東京メンタルヘルス・アカデミー
pp.504-508
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100959
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研修医制度が2004年4月から義務化され,「研修医」という名称が公に使われるようになった.研修期間は受け入れる病院によって様々であるが,おおよそ5年間程であり,前期研修(2年),後期研修(3年)としていることが一般的である.通常「研修医」と呼ぶ場合,前期研修医を指している.
新医師臨床研修制度では,研修医は医師免許取得後,最低2年以上の臨床経験を行うことが定められた.臨床医になるかは別として,医師は実地経験がない限り,医療を実践できないという現実もあるため,研修医として研鑽を積むことが必修化されたのである.前期2年間で内科,外科,産婦人科,小児科などあらゆる診療科を回って幅広い知識と経験を積み,後期の3年間は自分の専門とする領域で研修することが多い.
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