連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・13
療養型病院から発信する地域連携
小鯖 覚
1
1医療法人財団公仁会鹿島病院
pp.500-503
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100958
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鹿島病院は,島根県松江市郊外にある中小規模の療養型病院であり,以前は,その多くが社会的入院で,かつ退院の大半が死亡退院という典型的な「老人病院」であった.現在,病院の方針を「医療重視型の慢性期病院」へ転換することにより,松江医療圏において存在感のある病院を目指し,様々な取り組みを行っている.その中でも,最も需要な課題の一つは,良質な地域連携の構築であり,そのリーダーシップをとるのがMSWであると捉えている.本稿では,当院のMSWによる,療養型病院から発信した連携構築の試行について報告する.
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