レポート
手術室関連医療事故防止のためのシステムアプローチへの取り組み・2―実際の FMEA 手順
眞嶋 朋子
1
,
佐藤 紀子
2
,
太田 祐子
2
Tomoko Majima
1
,
Noriko Sato
2
,
Yuko Ota
2
1千葉大学看護学部
2東京女子医科大学看護部
pp.586-590
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100852
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医療におけるエラーを減らし,患者の安全性向上に向けた包括的な取り組みは,今日の重要課題である.しかし医療現場では,日々のミスや,事故発生後の処理,部分的なシステム改善に時間が費やされ,事故防止の抜本的な解決の糸口を見いだせぬままにいるのが現状である.
本連載(全3回)は東京女子医科大学病院看護部手術室メンバーが中核となり,臨床工学技士,外科医,麻酔医,工学研究者,看護学部教員らを交えて行った手術室関連医療事故防止安全構築のための研究の取り組みを紹介するものである.プロジェクトの経緯は,第1回(先月号)に報告した.第2回では本プロジェクトの研究方法に焦点を絞って報告する.
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