レポート
「女性総合診療」を開設して・3(最終回)―「女性総合診療」と病院経営
佐栁 進
1
,
藤原 圭太
2
,
早野 智子
3
Susumu Sanagi
1
,
Keita Hujiwara
2
,
Tomoko Hayano
3
1国立病院機構関門医療センター
2国立病院機構関門病院センター企画課算定
3国立病院機構関門医療センター女性総合診療循環器内科
pp.583-585
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100851
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国立病院機構・関門医療センターは,本年4月1日の独立行政法人化に伴い,国立下関病院が名称変更しスタートした.当センターの「女性総合診療」 注1) は,2002年9月30日に開設した.開設当初は,地域医療に基盤を置く女性専用外来として西日本で最初の試みであった.その後潜在的に大きい患者ニーズに応える形で多くの医療機関に普及し,またその内容もニーズに合わせて現在も急速に進化している.先駆け的な医療サービスであるが故に,社会保険を根幹とするわが国の医療制度の中では,必ずしも病院経営上での貢献を直接示すことは容易でないが,「女性総合診療」開設以来の当センターの運営指標の推移を参考に,病院経営等への効果をご賢察いただきたい.
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