レポート
「女性総合診療」を開設して・1―関門医療センターにおける「女性総合診療」1年半のあゆみ
早野 智子
1
,
佐栁 進
1
Tomoko Hayano
1
,
Susumu Sanagi
1
1国立病院機構関門医療センター
pp.416-419
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100823
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「国立病院機構 関門医療センター」は2004年4月に国立病院の独立行政法人化に伴い「国立下関病院」から改称した.当センターの女性専用外来「女性総合診療」(注1)は,「国立下関病院」で2002年9月30日に開設した.「女性総合診療」(以下当診療)は女性のあらゆる症状を対象とする総合外来である.女性の心身の訴えを理解し解決するために,同性の女性スタッフが連携して医療サービスに当たる.当診療のコンセプト「一人ひとりの女性の “生涯にわたる健康サポート” を目指して」はスタッフの日々の願いである.
本連載では,当診療の取り組みを全3回にわたって紹介する.第1回(本稿)では,開設後1年半の診療の概要について述べる.第2回では,当診療の運営の工夫やスタッフの声をご紹介し,第3回では,当診療の病院経営等への影響を考察する.
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