特集 地域医療の新たな展開と病院
【座談会】医療機能の重点化・集積化に向けた課題
小西 得司
1
,
西澤 寛俊
2
,
林 奐
3
,
大道 久
4
1三重県立総合医療センター
2特別医療法人恵和会西岡病院/全日本病院協会
3東京都立清瀬小児病院
4日本大学医学部医療管理学教室
pp.36-45
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100148
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大道 数年来の医療制度改革,とりわけ医療提供体制の改革に向けた動きの中で「医療制度改革のビジョン」という基本的な構図は見えています.その中に,「医療機能の重点化・集積化」という課題が明示されており,これに向けて地域の医療現場は,今後どうなってゆくかということについて,それぞれの地域,病院でも関心の高いところだと思います.
今後は従前以上に,地域における連携体制をより強固にし,その連携の実情を受け止め,相互の連携体制が医療を受ける立場からもわかるような仕組みが必要であり,疾患別あるいは事業別に連携体制を明確にして,成果が上がっているかどうかを評価するという方向も示されています.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.