特集 診療情報管理—開示に値する診療記録
【座談会】療記録開示に向けての現場の課題
櫻井 健司
1
,
武田 裕
2
,
山角 駿
3
,
開原 成允
4
1財団法人聖路加国際病院
2大阪大学医学部医療情報部
3財団法人花園病院
4国立大蔵病院
pp.934-941
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902822
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
開原(司会) 昨今,診療記録開示への流れは徐々に勢いを増し,法制化する,しないに関しては多少の意見の違いはあるものの,診療記録を開示すること自体に関しては,もはや議論の余地はないといっても過言ではないでしょう.
一方,医療の現場においては,診療記録を開示することに対して,率直にいって多少戸惑いもあるのではないかと思います.本日は3人の先生をお招きし,診療記録開示へ向けての問題などを,現場に近い視点からお話をいただき,今後,医療界として取り組んでいくべき課題を考えていきたいと思います.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.