特集 可視化の先にあるもの データ利活用が支える患者安全と病棟マネジメント
—【座談会ハイライト】—対話から見えた課題と可視化の未来
矢野 理香
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1北海道大学大学院保健科学研究院
pp.121-122
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360020121
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看護管理者は,看護実践の質の維持と向上を目指し,看護職の配置,健康および労務管理,人材育成など多岐にわたるマネジメントを担っています。医療現場においては膨大な情報が蓄積されており,電子カルテ内の情報を活用した客観的データに基づく意思決定や看護の質改善などが求められています。言い換えれば,看護管理者がどの情報をデータとして収集・分析し,エビデンスとして活用するかによって,看護実践の変革や最適な人員配置を能動的に創出できる可能性があります。一方で,記録を行う看護師の業務負担や,看護管理者がデータ整理・分析に割くことができる時間の不足といった,データ利活用の前提となる環境整備には課題もあります。
本座談会では,臨床現場の看護管理者である高見沢愛弓氏(国立病院機構東京医療センター看護部長)と澁澤盛子氏(国立病院機構埼玉病院看護部長),そして看護管理分析の専門家である森脇睦子氏(東京科学大学医療本部特任准教授)の3名が中心となって,臨床で生じている事象を手がかりに,データ利活用の実際と課題について語り合いました。
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