クリニカル・ヒント
仮義手におけるギプスソケットの作りかた
谷合 義旦
1
,
松田 美穂
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
pp.112-114
発行日 1988年2月15日
Published Date 1988/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103970
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1.初めに
上肢切断者のリハビリテーションの目的は創の早期治癒,成熟断端の早期獲得および義手の早期装着訓練で一日も早く社会へまたは職場へ復帰させることにある.
中でも断端の成熟獲得はリハビリテーションの期間短縮に直結する問題であり,たいへん重要である.
断端の成熟を促す手技として大きく分けて①弾力包帯によるsoft dressingと,②ギプスソケットによるrigid dressingとの二つがある.筆者らはrigid dressingを発展させ,仮義手を製作し早期義手装着訓練を積極的に進めている.
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