巻頭カラー リハビリテーション科医が知っておくべき最新の義肢構成パーツ
1.最新のソケット「NU-FlexSIVソケット」
佐々木 伸
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1広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科義肢装具学専攻
キーワード:
ノースウェスタン大学
,
坐骨下ソケット
,
吸引と吸着
Keyword:
ノースウェスタン大学
,
坐骨下ソケット
,
吸引と吸着
pp.507-510
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr033060507
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はじめに
筆者らによって日本国内にNU-FlexSIV(North Western University-Flexible Sub-Ischial Vacuum,ニューフレキシブ)ソケットが紹介されてから,はや7年が経過しようとしている(初出は2017年7月の第24回日本義肢装具士協会学術大会福岡大会の一般演題).2017年8月から2019年5月までの約2年間に筆者の所属していた神戸医療福祉専門学校三田校において,ソケット開発者のStefania Fatone博士とRyan Caldwell氏による技術伝達セミナーが4回開催され,全国21カ所の施設より義肢装具士総勢60名が参加,ソケットの適合報告は200症例を超えた〔2019年10月のISPO(International Society for Prosthetics and Orthotics)世界大会・神戸大会の一般演題にて発表〕.そのときから既に4年半が経過しているため,2024年4月現在の日本国内でのソケット製作・適合数は相当数に上るものと思われる(図1).
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