プラクティカル・メモ
Deviceによるゲートボールへの援助
石黒 望
1
1藍野病院
pp.206-207
発行日 1987年3月15日
Published Date 1987/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103758
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1.はじめに
現在,ゲートボールは各地域の老人会等で非常に人気のあるスポーツである.当院でもゲートボールを趣味とする患者を担当する機会が増えている.しかしAFOやT-caneにより実用歩行に至っている患者にとってゲートボールは,困難なスポーツである.特に困難と思える点について以下に述べる.
(1)スパーク打撃(自球を片足で踏み,自球にタッチされた他球を接触させ,自球を打って,その衝撃で他球を移動させること.)(図1)
(2)審判員に打撃を通告された選手は,10秒以内にボールを打たなければならない.
(3)両手にての打撃(この点は,時に規定はないと思われる.)
以上の3点が主に困難と思われる点である.以下,当部門においてdeviceを中心に行ったゲートボールへの援助を紹介する.
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