とびら
作業療法士の養成に思う
清宮 良昭
1
1弘前大学医療技術短期大学部
pp.297
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103555
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わが国に作業療法士養成校が誕生してから20数年が過ぎ,この間の作業療法士の養成は,昭和54年に短大ができたものの就学期間が3年間であり,授業内容は,一般教養345時間,医学795時間,作業療法510時間,臨床実習1,080時間と,臨床実習の時間が総授業時間の約40%をしめ,講義より臨床実習が重要視された教育が行われてきた.
作業療法士誕生の初期には,作業療法士数も少なく卒業後多くの者が一人で作業療法を実施しなければならない状況下で,時代の要請から,必然的に臨床実習に重点が置かれたものと言える.
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