特集 リハビリテーション関連職種の教育
理学療法士,作業療法士養成校の問題点
佐藤 剛
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.864
発行日 1976年11月10日
Published Date 1976/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103654
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作業療法士の立揚から理学療法士,作業療法士(以下各々PT,OTと略す)養成校の問題点を考えてみたい.私の所属するリハビリテーション大学校も創立10周年を迎え,考えると多くの点で,清瀬リハビリテーション学院を追従または模倣してきたきらいがある.しかし,当学校は,身体障害者のリハビリテーションの先駆的立場にあった九州労災病院と同じ経営母体で,かつ隣接していた事は,特に学生の臨床教育上,他校に比較しめぐまれていたといえる.また当学校がかなり地方に存在していたことも,内在する種々の養成問題が直接的に表面化せずにきたきらいもある.過去歩んできた道を振り返り,養成問題に対する私見を述べることにする.
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