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研究と報告
下肢関節固定時の立位重心動揺に及ぼす外力の影響
The Effect of External Force on Body Sway with Lower Extremities Immobilized
奈良 勲
1
,
井上 真理恵
2
,
村上 紀子
3
,
薬師 八重子
4
,
辛島 修二
4
Isao NARA
1
1金沢大学医療技術短期大学部
2有馬温泉病院
3富山県高志リハビリセンター
4加賀八幡温泉病院
1School of Allied Medical Professions, Kanazawa University.
pp.190-192
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103530
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Ⅰ.はじめに
立位姿勢の保持能力は二足歩行によって移動するヒトにとって基本的肢位といえる.最も安定した立位姿勢を保つためには,平衡反応,立直り反応など姿勢調節の反射機構をはじめ,骨格器系,運動器系,感覚器系などの働きが総合的に作用していることはSherrington1)らが述べている通りである.今回,われわれは立位姿勢保持の調節に関与している一要素と考えられる下肢関節の可動性に着眼し,下肢関節固定時の立位重心動揺に及ぼす外力の影響を知る目的で以下に述べる実験を行い若干の知見を得たので報告する.
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