増刊号 臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル
Ⅱ めまい・平衡機能検査
7 重心動揺検査
瀬尾 徹
1
1近畿大学医学部耳鼻咽喉科
pp.149-154
発行日 2017年4月30日
Published Date 2017/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201249
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●目的
・身体動揺の客観的,数量的な把握
・平衡障害から生じる身体動揺の有無や程度を把握
・疾患の経過による身体動揺の推移を把握
・治療効果による身体動揺の改善を把握
・特徴的な身体動揺を認める病態の診断補助
・平衡機能の発達,老化の程度の観察
●対象
・めまい・平衡障害を訴えるすべての患者
ただし,本検査は開眼と閉眼でそれぞれ30〜60秒間の直立が必要であり,身体的に直立姿勢の維持が不可能な患者は対象外である。また回転性めまいの発作期などで自立が困難な場合も対象外となる。
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