プラクティカル・メモ
安定したpush up台の考案
直島 茂友
1
,
渡辺 好博
1
1山形大学医学部附属病院
pp.65-66
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103497
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1.はじめに
脊損患者の上肢筋力の強化法として,もっとも一般的に用いられる運動にpush up訓練がある.当院でも従来から,握り手が丸棒によるpush up台を使用していたが,とくに,頸髄損傷の患者のpush up訓練の際,握り手の丸棒がつかめなかったり,また,push up台そのものがぐらついて,安定した訓練を行うことができなかった.
今回,これらの問題点を改善するために,我々は,握り手と台そのものを固定化するとともに,さらに,握り手部を丸棒の他に新たに平台を製作して,安定した訓練が行えるpush up台を考案したので報告する.
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