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特集 ロコモティブシンドロームの現況
Ⅵ.疾患とロコモ
4.特発性側弯症に対するPush-up法の効果
Effect of Push-up on idiopathic scoliosis
田島 直也
1
N. Tajima
1
1野崎東病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Nozaki Higashi Hospital, Miyazaki
キーワード:
idiopathic scoliosis
,
Push-up
Keyword:
idiopathic scoliosis
,
Push-up
pp.671-674
発行日 2021年5月20日
Published Date 2021/5/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_671
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は じ め に
わが国では,1978年の文部省条例での学校保健施行規則の改定,その後2015年の学校保健安全法に基づく学校検診の改定により,側弯症検診が運動器検診の一つとして全国各地で行われている.その結果,Cobb角20°前後の軽度の側弯症も多く発見されるようになったが,軽度例についてはほとんどが経過観察で,そのなかには高度側弯症に進行する例も散見されている1,2).
われわれは軽度側弯症に対し「Push-up法」(図1)を行い,約1年以上経過した例について報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021