PEGの現状
PEGおよび関連手技 Pull/Push法
嶋尾 仁
1
,
藏田 能裕
,
深澤 公朗
,
一瀬 雅典
,
山根 建樹
1国際医療福祉大学塩谷病院 消化器外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃造瘻術
,
カテーテル法
,
留置カテーテル
,
穿刺
,
消化器系内視鏡法
,
針
,
分類
,
ワイヤー
Keyword:
Catheters, Indwelling
,
Catheterization
,
Classification
,
Gastroscopy
,
Gastrostomy
,
Needles
,
Punctures
,
Endoscopy, Digestive System
pp.1353-1360
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013323097
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内視鏡的胃瘻造設術は,本邦では留置するカテーテルが口腔内を通過するか否かでPull/Push法とIntroducer法の二つに分類するのが一般的である.Pull/Push法は今日でも造設手技の6割近くを占め,もっとも多く用いられている.ただこのうちPush法は非常に使用頻度が少なく5%以下となっている.術直後のカテーテル抜去の偶発症やカテーテル交換時の腹腔内誤留置を防止するために,胃瘻造設に先立って胃壁固定を併設することが広く行われている.固定は3~4ヶ所で行うことが推奨されている.さまざまな症例がこの方法の適応となるが,残胃や小腸に留置する場合,腹壁の非常に厚い症例にはとくに推奨される.
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