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特集 QOL(クォリティ・オブ・ライフ)
QOLの向上を目指して
理学療法士の立場から(評価と訓練)
Looking Toward Higher Quality of Life: A Physical Therapist's View
中島 譲治
1
Joji NAKASHIMA
1
1吉原病院
1Yoshihara Hospital.
pp.519-520
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103375
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はじめに
リハビリテーションが社会に定着し,また多様化しつつある今日,社会の変化と共にリハビリテーションの目的や手段,障害者の意識も変ってきている.
急成長を続けてきた我が国では,生活の上方思考から,水平思考への転換がさけばれるようになり,生活の質についての議論が多くなされている.リハビリテーションにおいても同じく,いわばリハビリテーションの目標と考えられていた日常生活動作(ADL)に関する問題意識が高まり,いろいろな角度から検討されてきたが,現在,クオリティ・オプ・ライフ(quality of life,QOL)という考え方が,リハビリテーションの目標および障害者の在り方を大きく変えはじめている.
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