特集 ケアマネジメント
V章 それぞれの立場からみたケアマネジメント
理学療法士の立場から
高口 光子
1
1特養シルバー日吉
pp.1058-1060
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901688
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運動機能障害に運動療法を用いて改善し,社会復帰を果たす,というのが,理学療法士の仕事であると学生当時,私は理解していた。実際に現場に出て,いわゆる臨床経験を重ねる中で,改善しない運動機能障害,つまり治らない患者の社会復帰に大いに戸惑うことになる。加えて,高齢者と出会い,年を取っているという人間として当たり前のことがハンディキャップになっている人の社会・家庭復帰とは一体何なのか,とわからなくなっていった。そこで初めてというか,改めてリハビリテーションの意味を考えるようになる。
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