短報
右向き患者の機能回復の予後
藪下 光恵
1
,
小山 利夫
1
,
浜田 均
1
,
吉田 正幸
1
,
箭原 修
2
,
桑島 核
3
1国立療養所道北病院
2旭川医科大学医師
3国立療養所道北病院
pp.65-67
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103250
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はじめに
最近,左片麻痺の患者で発病直後より大脳半球の病巣に顔を向けたままの患者がみられ訓練を開始しても長期間この症状が持続した.この症状を伴っている患者は理学療法上,機能の回復に問題があり,右向き(Right Neck Rotation)と名づけ約5カ月間にわたって経過を観察したので報告する(図1).
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