あんてな
リハビリテーション関係医療点数の動向について
三島 博信
1
1中伊豆リハビリテーションセンター
pp.876
発行日 1984年12月15日
Published Date 1984/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103227
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リハビリ医療は障害者の生活再建を究極の目的にしている.そのために,医師を中心とする多くの専門職によるグループ・セラピーが行われているのである.しかし,そのすべてが医療費として請求できているわけではない.また,多くの問題を抱えていることも事実である.これらのなかには,現在の医療全体に共通したものと,リハビリ医療がよく理解されていないためのものとがある.
医療全体の問題には,老人保健法の制定により,老人や障害者の在宅ケアを保健婦に委ねかねない安易な姿勢とそれに辻褄をあわせるかの如く家庭医という制度が厚生省の手で検討されようとしているが,これは医学教育や医療制度の根幹に関わる問題である.
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