座談会
リハビリテーション専門職種の動向
半田 一登
1
,
中村 春基
2
,
深浦 順一
3
,
伊藤 利之
4
,
藤谷 順子
5
1日本理学療法士協会
2日本作業療法士協会
3日本言語聴覚士協会
4横浜市総合リハビリテーションセンター
5国立国際医療研究センターリハビリテーション科
pp.839-851
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200355
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理学療法士協会—臨床前教育,臨床実習,卒後教育の一体化が課題
藤谷 本日は,お忙しいところありがとうございます.まずは,各協会を代表して,それぞれの専門職としての課題も含め最近のトピックスをご紹介いただきます.理学療法士協会からお願いいたします.
半田 理学療法とは何かというと,やはり運動を治療として用いる職種だと考えます.最近は,「介護予防」,「生活習慣予防」など,いま「予防」というものがたくさん出てきているなかで,非常に業務に拡がりがあります.しかしはたして,理学療法士はそこをきちんと標準化しているのか,エビデンスはしっかり出ているのかというと,そこまではいけていない.そこがいま最大の課題かなと思っています.いずれにしても,高齢社会に引き続いて少子社会がやってくるわけで,そのときに,いかに運動による予防を確立するかということが,本会にとって一番大きなこれからの課題と思っています.
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