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講座
障害学概論 6.社会的不利
Studies on Impairments, Disabilities and Handicaps. 6. Studies of Handicaps
大川 嗣雄
1
Tsugio OHKAWA
1
1横浜市立大学
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University School of Medicine.
pp.395-402
発行日 1984年6月15日
Published Date 1984/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103106
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Ⅰ.社会的不利(Handicaps)とは
WHOの「国際障害分類1)」によれば,社会的不利(Handicap)は次のように定義されている.Handicapとは,保健活動に関連して用いられる場合,HandicapとはImpairmentあるいはDisabilityの結果としてその個人に生じた不利益であって,その個人にとって(年齢,性,社会・文化的諸因子からみて)正常な役割を果すことを制限あるいは妨げるものである.(上田の訳2)による.)
この定義によれば,HandicapはImpairment,Disabilityの結果その個人にとって生じた不利益であり,正常な役割に障害がおこることになる.くだいて考えるならば,社会生活にImpairmentやDisabilityによって不利がおこることを指している.
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