Japanese
English
研究と報告
肩関節可動域と指椎間距離の検索
Range of Shoulder Motion and The Distance Between C-7 and the Thumb
野々垣 嘉男
1
,
野崎 正幸
1
,
山田 直樹
1
,
須藤 恵
1
,
末峰 樹
1
,
林 典子
1
,
小島 泉
2
,
榊原 弘喜
3
Yoshio NONOGAKI
1
,
Masayuki NOZAKI
1
,
Naoki YAMADA
1
1名古屋市立大学病院
2国立療養所東名古屋病院付属リハビリテーション学院
3名古屋市立市民病院
1Nagoya City University Hospital.
pp.390-400
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102870
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はじめに
日常の臨床において肩関節障害やその周辺疾患を取り扱う機会は数多い.その際,臨床的所見に加え,肩関節可動域,日常生活動作(主に髪をとく,帯結び,背中のふきとり,衣服着脱,他)に合わせて,指椎間距離(母指を外転して背部で挙上し,第7頸椎棘突起間との距離)による検査,評価が求められ,治療計画や経過予後1)に多くの情報をもたらしている.
その中で指椎間距離は簡単に測定の出来る方法であるが,従来,指椎間距離は肩関節伸展,内旋,肘関節屈曲の複合運動を伴った測定法として理解されている.これらの問題点について検索するために,我々は指椎間距離と肩関節可動域,肘関節可動域および,手指部との相関について検索を行ったので報告する.
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