Japanese
English
研究と報告
重心動揺よりみた老年者の平衡機能に関する研究
Sway of Center of Gravity in Normal Elderly Persons
丸田 和夫
1
,
白倉 卓夫
1
,
丸田 外美江
2
,
関本 守
2
Kazuo MARUTA
1
,
Takuo SHIRAKURA
1
,
Tomie MARUTA
2
,
Mamoru SEKIMOTO
2
1群馬大学医学部付属病院草津分院
2二の沢草津病院
1Dept. of Rehabilitation, Gunma University School of Medicine, Kusatsu Branch Hospital.
2Ninosawa-Kusatsu Hospital.
pp.407-411
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102876
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はじめに
老年患者を対象としてリハビリテーションを行う際には,老年者の運動生理学的特徴を把握しておくことが大切である.理学療法分野における運動療法に際しても,若年者と老年者とではその反応が著しく異なり,運動機能を評価するうえに加齢現象を考慮しなければならないことが少なくない.
運動生理機能の加齢現象に関する研究は,老年医学的側面からでは数多く行われているが1,2,3),リハビリテーション医学領域からの報告は少ない4,5).そこで,我々は理学療法分野においても,老年者の運動療法に関連した運動生理機能の加齢変化を明確にしておくことが重要であると考え,今回は,重心動揺よりみた老年者の平衡機能について検討を加えたので,その成績報告する.
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