The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 16, Issue 2
(February 1982)
Japanese
English
特集 老人
高齢患者における外科的術前術後管理―理学療法士の立場から
Pre-and Post-operative Management of the Elderly Patients in Surgical Care
今泉 寛
1
,
高島 耕
1
Hiroshi IMAIZUMI
1
,
Tsutomu TAKASHIMA
1
1東京都養育院付属病院
1The Yoikuin Tokyo Metropolitan Hospital.
pp.87-95
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102571
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.高齢患者における術前術後管理の主な問題点と理学療法士の役割
表1は過去8年間に当院外科において行われた,1819例にのぼる手術症例についての報告である.
ここでまず注目されるのは,80歳以上の高齢者が393例,全症例の21.6%を占めておりさらに70歳以上では1311例,全症例の実に72%にものぼっていることである.しかもその22%までが開胸術や上部開腹術などの大手術を必要とする肺癌・食道癌・胃癌患者で占められており,比較的死亡率も低く,胃癌・食道癌患者では15%前後,肺癌患者に至っては死亡率はゼロである.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.