学生から
リハビリ医学の歴史的役割について
雲藤 貞夫
1
1金沢大学医療技術短期大学部作業療法学科
pp.320
発行日 1981年2月15日
Published Date 1981/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102357
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- 文献概要
医学はこれまでの歴史において,その対象としての人間を,<生物学的存在>としてのみ取扱ってきた.だが個々の現象的人間は,<生物学的存在>という抽象的なレヴェルでその生を営んでいるのではなく,生きた社会の内にあって必ずや何らかの具体的な役割を担って生活している.今まさに医学は,その対象としての人間を,<社会的存在>として取扱わねばならぬ時期に到達している.
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